マイホームを検討中の皆さんは断熱材の役割についてご存知でしょうか。
断熱材は暮らしを快適にするために大切です。
そこで今回は、断熱材の役割と種類について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
□断熱材の役割について
断熱材には3つの役割があります。
1つ目は綺麗な空気にすることです。
断熱材があると、少しの冷暖房エネルギーで、夏は涼しく、冬は暖かい部屋にすることができます。
また、シック対策として法改正があり、24時間換気システムの設置が義務付けられるようになりました。
空気が綺麗かどうかは健康にも関わることですので、綺麗な状態を保てるようにしましょう。
2つ目は冷暖房費の節約です。
断熱がされている家とされていない家では、部屋を温めるのに使うエネルギーは全然違います。
その結果、運動時間が減り、コストがかなり抑えられます。
さらにエアコンの寿命も延びるため、ランニングコストがとてもよくなります。
3つ目は、家が長持ちさせることです。
家の寿命が減る原因は、家の中と外の温度差で生じる壁の中の結露です。
この結露を防ぐために、高気密、高断熱住宅では、グラスウール断熱材や防湿気密フィルムなどを貼るなどの対策ができます。
最近は多くの住宅でこの仕様が採用されています。
□断熱材の種類と特徴について
1つ目はグラスウールという断熱材です。
この断熱材は安価で燃えにくく、防音効果があります。
また、広く普及しているため、取り入れやすいという特徴もあります。
しかし、湿気対策が必要です。
2つ目はロックウールという断熱材です。
この断熱材は燃えにくく、撥水性が高いですが、湿気対策が必要です。
3つ目はセルロースファイバーという断熱材です。
この断熱材は、結露を防ぎやすく、防音効果が高いですが、価格が高いので予算とのバランスを見ることが大切です。
4つ目は羊毛の断熱材です。
羊毛は防虫効果や調湿力が高く、断熱性に優れています。
5つ目は炭化コルクという断熱材です。
この断熱材も調湿力が高く、防虫効果や吸音性に優れています。
しかし、価格が高いところに注意が必要です。
6つ目はポリエチレンフォームという断熱材です。
この断熱材は結露を防ぎやすく、施工しやすいですが、熱に弱いという特徴があります。
7つ目は硬質ウレタンフォームという断熱材です。
この断熱材は断熱性に優れていますが、価格が高く、万一燃えてしまった場合、有毒ガスが発生するという危険性があります。
8つ目はフェノールフォームという断熱材です。
これは燃えにくく、有毒ガス発生の危険性も少なく、耐久性、断熱性ともに優れています。
しかし、価格が非常に高いため、そこも含めて検討する必要があります。
□まとめ
今回は断熱材の役割や、それぞれの特徴を紹介しました。
予算や特徴を踏まえて、自分の家に合った断熱材を選びましょう。
ぜひ断熱材を選ぶ際の参考にしてください。