皆さんは介護リフォームを検討したことがありますか。
自宅での介護を検討される方は、ぜひリフォームを行うことをおすすめします。
介護リフォームは住宅の中での移動を容易にし、介護される人の健康を促す効果も期待できます。
今回は、介護リフォームを計画する際のポイントと、助成金制度について解説します。
□介護リフォームで気をつけることとは?
介護リフォームをするときは具体的に何に気をつければ良いのでしょうか。
ここでは3つのポイントを紹介します。
*介護する人の視点になって考える
介護リフォームという言葉には被介護者のための住宅というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、介護する人にも優しい住まいを実現することが大切です。
例えば、車椅子で移動しやすいように玄関や廊下、トイレを大きくリフォームしたとします。
被介護者は移動がしやすくなりますが、介護する人の掃除の負担はスペースが広いほど大きくなってしまいます。
そのため、介護する人にとって便利かどうかとい視点も忘れないようにしましょう。
*身体状況にあったリフォームを行う
皆さんは介護リフォームと聞いて何を想像しますか。
手すりやスロープの設置を思いつく方が多いかもしれません。
しかし、被介護者の状態によってはそれらが必要ない場合も、さらにたくさんの設備が必要な場合もあります。
そのため、介護される人が何を、どれぐらいの労力でできるのかを性格に把握し、それぞれに適した設備を整えましょう。
*将来的なことも考えておく
介護の過程でさらにリフォームが必要になることもあるでしょう。
しかし、日々の介護業務の中でリフォームのことを考える余裕がなくなってしまうかもしれません。
後で再び工事を行わなくていいように先のことを見通して何が必要か考えるのが大切です。
□介護リフォームの助成金制度とは?
介護リフォームを検討している方の中には費用が心配という方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが介護保険や市区町村の助成金制度を利用することです。
「要介護認定の有無」、「施設への入所や病院への入院の有無」、「リフォーム対象の住居に実際に住んでいること」という3つの条件がありますが、介護保険制度を利用すればリフォーム費用の一部をまかなえます。
また、介護保険とは別に地方自治体が独自に行う助成金の給付制度もあります。
自治体のよって異なりますが、介護保険の助成金と併用が可能な場合もあるので、利用を検討している方は一度自治体の役所にご相談してみてはいかがでしょうか。
□まとめ
今回は介護リフォ-ムのポイントとその助成金制度を解説しました。
本記事が介護リフォームを検討する方の参考になれば幸いです。
ご不明な点があれば、当社にお問い合わせください。