注文住宅をお考えの方の中には、素材となる木材に関してお悩みの方も多いと思います。
そこで本記事では、そういった方に向けて、家づくりで用いられる木材の種類や選び方について解説します。
□注文住宅に用いられる木材の種類やそれぞれの特徴について解説
本項ではまず、家づくりで用いられる木材の種類をそれぞれ説明しましょう。
1つ目は、日本では馴染み深い「スギ」です。
スギは、木肌が柔軟性に優れており、加工しやすい木材です。
その性質から、構造材としてよりも化粧材として用いられることが多いです。
比較的生育も早い上に、このような良質な素材を安い価格で入手しやすいことは魅力的ですよね。
2つ目は、「ヒノキ」です。
こちらも日本人にとっては身近な素材でしょう。
スギと同様加工性に優れており、見た目も美しいことから人気の高い木材です。
耐水性も高く、経年劣化が少ない点から、土台や柱などに多く用いられます。
中でも、香りが良いことから浴槽に多く用いられています。
しかし比較的生育に時間がかかるため、高価格での取引となることは覚えておきましょう。
3つ目は「ケヤキ」です。
スギとは対照的で剛性に富んでおり、大黒柱に多く用いられます。
硬質なため加工が難しく、扱う職人に高度な技術を要求します。
価格は高めで、一般的には高級木材と認識されている種類の1つでしょう。
4つ目は、「アカマツ」です。
こちらは松脂を多量に含んでいるため耐水性に優れ、柱や梁の素材として好まれる木材です。
松脂が出る性質上、表面が隠れる箇所に多く用いられます。
□注文住宅における木材の選び方について解説
木材の選定にあたって、重視すべき項目は「デザイン」と「コスト」、そして「手入れの簡単さ」です。
木目といった木材が持つ味わいを活かしたいのであれば、複数の木材を組み合わせた集成材ではなく、単一の木材を用いる無垢材がおすすめです。
手入れのしやすさを考えるのであれば、ケヤキやウォールナットといった、硬質な木材が向いているでしょう。
また、無垢材は季節によって膨張、収縮する性質があります。
住宅に隙間ができることを防ぐために、木材の性質を理解して施工に取り組みましょう。
□まとめ
今回は住宅で用いられる木材の種類について解説しました。
木材を選定する際には、あらかじめ家族と入念に相談して、後悔のない家づくりを心がけましょう。
何かご不明な点がございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。
経験豊富なスタッフが全力でサポート致します。