こんにちは、豊橋市で自然素材住宅と地下空間住宅を作っているナナハウスの中島です。
いつもご拝見いただきありがとうございます。
新型コロナウィルスの影響は全国各地で想定外の影響を出しております。身近でも感じますが、飲食
関係ですと中国産の食材が入荷せず、冷凍食品も入荷待ちでスーパーの冷凍庫が一部空っぽだったり
居酒屋さんでは歓送迎会の開催が中止となりお客様入りもガラガラと大打撃だそうです。他にもあり
ますが、何にしてもかなりの影響が出て需要と供給のバランスがメチャクチャな状況はこのままだと
たぶん回復に半年ほど掛かるんじゃないかと。ほんと今の日本の状況は超警戒警報レベルです。
皆さん、日々気を付けて過ごしましょう。
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前回はモルタルについてご説明しましたが、本日はALCについてご説明したいと思います。
『ALC』?って何だろう?って知らない方も多いかと思います。ALCとは・・
高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリートのことで、身近な物でイメージすると100円ショップ
にもある「軽石」のような感じの素材でしょうか。
主成分は、けい石、セメント、生石灰、石膏、発泡剤となるアルミニウム粉末などで、これらを固めて
180℃の高温、10気圧の高圧の蒸気をかけて約10時間養生して作られ、外壁材として用いられるALCパ
ネルは、金属網を入れて補強したものになります。
(出展:ALCパネル協会様引用)
メリットは内部に気泡があるため、熱伝導率がコンクリートの約10分の1程度と、内部の空気の層が断
熱材となるため、夏は涼しく、冬は温かい室内にすることができます。さらに耐火性にも優れ、炎や熱
に強く、燃えにくい上、有害物質が発生しない利点もあります。火事の際に、隣家からの延焼を防ぐ役
割を果たすので安心な外壁材と言えます。重量もコンクリートの1/4分程度の重さと軽量なので、家全
体の重量も軽くなるので地盤への加圧も軽減でき安心の素材と言えます。
デメリットは気泡がある為、防水性に欠けるので塗装で防ぎ、定期的な塗装のメンテナンス費用が掛か
る事です。あと、軽石でイメージできるかと思いますが若干欠けやすかったりするところでしょうか。
まとめますと、ALCは素材自体が石系になるので長持ちしますし、断熱という部分では素晴らしい素材と
言えると思います。ただメンテナンス費が後に掛かってくるのは大変です。特にALCの塗装は特殊な塗料
を使わないといけないので高額な費用になるケースがあるところでしょうか。
次回はタイルについてご説明したいと思います。
では、また。(^^)/