こんにちは、豊橋市で自然素材住宅と地下空間住宅を作っているナナハウスの中島です。
いつもご拝見いただきありがとうございます。
新型コロナウィルスの拡大がいよいよ愛知県にも広がりつつありますね。特に密室になる電車はいろ
んな方と接触しますし、吊革や手摺りなどはウィルスが付着している可能性がありとても危険を伴い
ます。TVでやってましたが、つるっとした器具はウィルスが死滅しにくいそうなので、マスクも大事
ですが、接触したらアルコール消毒をして殺菌に心がけましょう!
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昨日は窯業系サイディングについて説明させていただきましたが、今日は②ガルバリウム鋼板について
説明したいと思います。ガルバリウム鋼板はどのくらいご存知でしょうか?近年でよく見られるのは、
黒や紺色で縦線が入った外観が多いですが、こんな感じの家を見たことがありますでしょうか?
これがガルバリウム鋼板の家です。シャープな感じで素敵ですね。私も好みのお家です。
ガルバリウム鋼板は以前、屋根の種類の記事にも記載したように55%アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板で
できている素材です。屋根材でも使われているように外壁でも採用されています。
一般のトタンと言われる鉄板の上品の部類にあたり耐久性に優れており、15年ほど持ちカラーも豊富
なので人気の素材です。最近はモダン系のデザインが人気ということで採用率も高くなってきています。
反面、デメリットは素材自体は鉄なので夏は直射日光で熱を吸収しやすく、断熱をしっかりしておかな
いと家の中が暑くて冷房の光熱費が大変になりますし、過ごしにくくなってしまいます。逆に冬も同様
に熱伝導率(熱の伝わるスピード)が高いので外壁から冷気を発します。
身近な物に例えると『車』がわかりやすいかな。どうです?真夏にクーラー無しで車中にずっと居られ
ますか?冬に暖房なしで過ごせますか?というように断熱と空調設備が無いと過ごせない家になります。
ちなみに私の家もこのガルバの外観の家に住んでいますのでよくわかります。(^^;)
あとは15年は持ちますが、でも塗装は色褪せてきますね。自宅も当初は黒でしたが、今はグレーに変わ
ってきてしまいました。その他で気を付ける事は切り口(断面)に錆止めをしないと錆びてきてしまい
ますので気をつけてください。比重はサイディングに比べ7割ほど軽くなります。
まとめますと、耐久性や意匠性(デザイン)は素晴らしいですが、所詮鉄板だということ。板厚は0.5㎜
程度と薄いので防音性と強度は非常に弱い部分です。外壁が薄いトタンだと思うと心細いですね。
あとは熱伝導率が良いという部分は夏冬は困ります。逆転結露といって室内が涼しく外気が暑いと冬の
結露のように外壁に結露が発生することもあるんです。( ゚Д゚)
ナナハウスの外壁はそういう事にならないように標準で外張り断熱+大理石で
お家を守っております。
またお時間がありましたら弊社の外壁素材を見ていただきたいと思います。カッコいいですよ。
では、また。(^^)/